タイニュース 一本立て 【画像ニュース】 国家警察、仏教寺院住職の逮捕を断念 多数の信者に阻まれ
<国家警察、仏教寺院住職の逮捕を断念 多数の信者に阻まれ 【タイ社会ニュース】>
タイ国家警察庁の公安警察本部は12月27日(火)、バンコク郊外のパトゥムターニー県クローンルワン郡にあるタンマガーイ寺院で、資金洗浄(マネーロンダリング)に関与した疑いがある著名な仏教僧の逮捕を試みたが、大勢の信者らに阻まれて境内に入る事ができず、逮捕を断念した。
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タンマガーイ寺院には熱心な信者も多く、影響力のある政治家や実業家からも支持されている。また一方で、宗教を金儲けの道具に使っているとの批判もある。
タイの司法長官は11月、マネーロンダリングへの関与と盗品を受け取った容疑で同寺院の住職、プラタマチャヨー僧と他の4人を起訴する方針を示した。住職側は、政治的な動機だとして、容疑を否定した。
住職は、海外逃亡中のタクシン元首相と関係が深いことで知られている。
現地メディアは27日(火)、数百人の僧や信者が寺院の中にいるのを確認。入口を閉鎖する者や、お経を唱える者などがいた。寺院によると、境内には約1万人がいたという。
警察は寺院の外側に置かれた金属製のフェンスを撤去したものの、午後には現場から撤収した。
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【ロイター通信2016年12月28日(水)付HPより加筆/画像:バンコクポスト紙2016年12月27日(火)付HP/デイリーニュース紙2016年12月27日(火)付HPより】