タイニュース三本立て【画像ニュース】検察官にメンチ切った　タイ最高裁、前首相裁判の傍聴人に罰金刑ほか

＜検察官にメンチ切った　タイ最高裁、前首相裁判の傍聴人に罰金刑【タイ社会ニュース】＞

　タイのテレビ報道によると、タイ最高裁判所は１月１９日（木）、法廷で検察官を睨みつけたとして、裁判を傍聴していたタイ王族の女性で映画プロデューサーのミンモンコーン・ソナクンさんと、ミンモンコーンさんの知人の男性にそれぞれ５００バーツの罰金を科した。

　　　　　　　　　　王族の女性で、映画プロデューサーのミンモンコーン・ソナクンさん
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　ミンモンコーンさんらは昨年１０月、インラック政権（２０１１～２０１４年）が導入した、事実上のコメ買い取り制度「コメ担保融資制度」を巡り、インラック前首相が汚職と巨額の損失を放置したとして職務怠慢などの罪に問われた裁判を傍聴した。

　傍聴中、脅すような目つきで検察官を睨んだとして、法廷侮辱罪で起訴された。
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　　　　　　　　　　罰金刑を科せられたミンモンコーンさん（手前）の知人の男性（後方）
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　インラック前首相は、政治家の汚職を裁く一審制の特別法廷、最高裁政治家刑事犯罪部門で裁判にかけられている。有罪の場合、最長で２０年の禁錮刑を受ける。

　コメ担当融資制度は、インラック政権発足直後の２０１１年１０月に導入された。
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　政府が市価の約４割高でコメを買い取った為、コメ農家には好評だったが、タイ産米は価格上昇で輸出量が激減し、２０１２年には１９８１年以来、初めてコメ輸出世界一の座から転落した。

　また、政府がコメの国際価格の上昇を待って売却を遅らせた結果、膨大な在庫が積み上がった。
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　買い取り資金の大半が精米業者、輸出業者、政治家、大規模農家に渡り、汚職の温床になっているという指摘もあった。国際通貨基金（ＩＭＦ）は、この政策を「財政負担の思い割に政策効果が低い」と批判した。

　２０１４年５月のクーデターでインラック政権を打倒したプラユット軍事政権は同年、コメ担保融資制度を廃止し、インラック前首相ら関係者の訴追、賠償請求を進めている。
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【ｎｅｗｓｃｌｉｐ．ｂｅ日本語総合情報サイト＠タイランド２０１７年１月２２日（日）付ＨＰ/画像：プーチャッカーン新聞２０１７年１月１９日（木）付/２０１５年１月１４日（水）付ＨＰ/デイリーニュース紙２０１７年１月１９日（木）付ＨＰ/ネイション紙２０１７年１月２０日（金）付ＨＰ/タイラット紙２０１７年１月２０日（金）付ＨＰ/ＢＢＣ２０１４年５月２２日（木）付ＨＰより】

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＜大麻５００キロ押収　ラオスから密輸か【タイ東北部ニュース】＞

　タイ国家警察は１月２０日（金）、メコン川を挟みラオスと国境を接するタイ東北部ナコンパノム県で、シーソンクラーム郡下に放置された乗用車の中から、乾燥大麻４９９キロを発見したと発表した。

　ラオスから密輸されたとみられている。
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