タイニュース三本立てプラスワン【画像ニュース】不法滞在容疑で、ウガンダ人ら１７人逮捕ほか

＜１１人がジカ熱に感染　ピチット県で【タイ北部ニュース】＞

　タイ北部ピチット県ブンナーラーン郡下で１１人がジカ熱に感染していることが判明した。

　蚊を媒体として感染するジカ熱は妊婦が感染すると小頭症の子どもが生まれるリスクが高まるとされている。

　同県のウィラサク知事によれば、ほかの２７人が検査を受けており、間もなくジカ熱に感染しているかいなが判明するという。

　なお、同県では医療関係者がジカ熱で死亡したとの未確認情報があるが、同知事によれば、そのような事実はないとのことだ。

　ピチット県では感染者が見つかったエリアで蚊を駆除するための薬剤散布が行われた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピチット県のウィラサク知事（中央着席）

【バンコク週報２０１７年７月５日（水）付ＨＰ/画像：タイラット新聞２０１７年７月４日（火）付ＨＰ/プーチャッカーン新聞２０１７年７月４日（火）付ＨＰより】

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＜権力乱用で服役のタクシン派副首相　１０カ月で釈放【タイ軍政社会ニュース】＞

　権力乱用で禁錮１年の実刑判決を受け収監されたスラポン・スープウォンリー元副首相兼財務相が約１０カ月の服役後、７月４日（火）、釈放された。

　　　　　　　　　　　　　　　　釈放されたスラポン・スープウォンリー元副首相兼財務相

　スラポン氏はタクシン元首相一族が所有していた持ち株会社「シン」と、通信衛星会社「シンサテライト」の事業権の変更をめぐる権力乱用で有罪となった。

　通信衛星事業が外資に支配される事を防ぐため、シンはシンサテライトに最低５１％出資することを事業権で義務付けられていたが、スラポン氏はＩＣＴ（情報通信技術）相だった２００４年、これを４０％に引き下げた。

　シンはその後、シンサテライト株１１％を株式市場で売却した。

　２０１３年に、タイ汚職取締委員会が、この事業権の変更を権力乱用だとして告発。

　政治家の汚職などを裁く一審制の特別法廷、タイ最高裁判所政治家刑事犯罪部門が昨年８月、禁錮１年の実刑判決を下した。

《スラポン・スープウォンリー》

　スラポン氏は１９５７年生まれ。タイ国立マヒドン大学博士。

　マヒドン大学医学部副部長を経て、タクシン政権（２００１～２００６年）で副保健相、ＩＣＴ相、政府報道官、タクシン派サマック政権（２００７～２００８年）で副首相兼財務相を務めた。

　シンは２００６年に、シンガポール政府の投資会社「テマセク」に事実上買収され、社名を「インタッチ」に変更した。シンサテライトも社名をタイコムに変更している。

【ｎｅｗｓｃｌｉｐ．ｂｅ日本語総合情報サイト＠タイランド２０１７年７月６日（木）付ＨＰ/画像：プーチャッカーン新聞２０１７年７月５日（水）付/２００７年１２月１日（土）付/２００８年３月２２日（土）付ＨＰ/タイット新聞２０１７年７月５日（水）付ＨＰ/マティチョン紙２０１７年７月５日（水）付ＨＰ/ＩｎｄｉａｎＴｅｌｅｖｉｓｉｏｎＨＰ/サテライト・アップデイツＨＰより】

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＜市民団体が、「国家警察改革委員会」の人選見直し求める【タイ軍政社会ニュース】＞

　国家警察機構の改革を進めるため、軍主導の特別委員会が設置されることになったが、市民団体「ポリスウオッチ」は７月５日（水）、ブンサン元国軍最高司令官を長とする同委員会のメンバーの中に不正に立ち向かい、警察改革を断行する姿勢を示したことのある者はいないとして、政府に委員の人選を見直すよう求めた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブンサン元国軍最高司令官