タイニュース 二本立て 【画像ニュース】 『血の水曜日事件』から39年 タマサート大学で記念式典 ほか
<南部サムイ島でドイツ人女性2が死傷 ハコクラゲに刺される 【タイ南部ニュース】>
タイのテレビ報道によると、10月6日(火)夜、タイ南部スラーターニー県サムイ島のラマイビーチで、遊泳中のドイツ人女性2人(20、20)がクラゲに足、背中、腹などを刺され、このうち1人が搬送先の病院で死亡した。
女性の足、腹などには赤紫色のミミズ腫れができていた。地元当局は毒性の強いハコクラゲの一種に刺されたとみている。
サムイ島に近いパンガン島では昨年8月に浅瀬で遊んでいたフランス人男児(5)が、今年8月に遊泳中のタイ人女性(31)が、クラゲに刺され死亡している。
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【newsclip.be 日本語総合情報サイト@タイランド15年10月7日(水)付HP/画像:カオソット紙15年10月7日(水)付HP/デイリーニュース紙15年10月7日(水)付HP/プーチャッカーン新聞15年10月7日(水)付HPより】
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<『血の水曜日事件』から39年 タマサート大学で記念式典 【タイ軍政ニュース】>
学生、市民多数が犠牲となった1976年10月6日事件(通称:「血の水曜日事件」)の39周年記念式典が10月6日(火)、バンコク都のタマサート大学で行われ、約50人が参加した。
主催者らによると、献花以外の活動は大学当局から禁じられた。政治活動や集会を禁じるプラユット軍事政権の指示とみられる。タイ字紙マティチョンなどが報じた。
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10月6日(血の水曜日)事件では、1973年の民主化運動で亡命した元独裁者のタノム陸軍元帥の帰国に抗議しタマサート大学に立て篭もった学生、市民数千人を右翼団体が襲撃し、公式発表で46人が死亡。強姦、焼殺といった残虐行為も多発した。事件の真相究明、容疑者の訴追は行われず、歴史の教科書からもほぼ消し去られている。
タノム陸軍元帥
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2006年の軍事クーデターで追放されたタクシン政権のプロムミン元首相秘書官長、プームタム元副運輸相、ジャトゥロン元教育相、スタム元副内相、スラポン元政府報道官らはいずれも当時の学生活動指導者で、事件後、国境のジャングルでの亡命生活、投獄などを経験した。
2014年のクーデターでタクシン派政権を打倒したプラユット軍事政権は政治活動や軍政批判を厳しく取り締まっている。4日(日)には、タイ字紙最大手「タイラス」の風刺漫画家を「態度を矯正」するとしてバンコクの陸軍基地に出頭させ、数時間に渡り身柄を拘束した。ただ、今回の式典については、献花だけに限定し、黙認した形だ。
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【newsclip.be 日本語総合情報サイト@タイランド15年10月7日(水)付HP/画像:バンコクポスト紙15年10月7日(水)付HP/カオソット紙15年10月6日(火)付HPほかより】