タイニュース 二本立て 【画像ニュース】 親日交流育まれてきたタイ 中国の影も年々大きくなって・・ ほか
<親日交流育まれてきたタイ 中国の影も年々大きくなって・・ 【タイ関連ニュース】>
観光客もめったに訪れないタイのミャンマー国境地帯に、現地民と戦前の日本軍との交流を展示した博物館、『日タイ友好記念館(旧クンユアム旧日本軍博物館)』がある。水稲や毛皮、飯ごう、鉄兜、タイ料理に欠かせない調味料となった「味の素」など、日本兵士の遺留品や写真が多く展示され、終戦記念日の8月15日の午後2時(日本時間の正午)に、犠牲者への黙祷と慰霊祭が10数年前から行われている。
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遺留品や写真のほかには、村人の心に残った交流のエピソードが紹介されているが、中でも若い日本人兵士と現地のタイ人女性とのラブストーリーを紹介するコーナーには強いこだわりが感じられる。
高官の娘だった女性に、日本人兵士のフクダ上等兵は恋心を抱くようになり、熱烈なラブコールの末に恋が実る。
高官の娘だった女性に、日本人兵士のフクダ上等兵は恋心を抱くようになり、熱烈なラブコールの末に恋が実る。
やがて2人の息子を授かったが、戦後、期間命令を無視した夫は逮捕の形で強制送還に。護送の途中で脱走を試みたが、足を撃たれて病院へ搬送されるなどあって、夫婦は永遠の別れとなった。
博物館の壁には、こんなメッセージも刻まれている。
「臆病なものは愛を表明することができない。愛を表明するとは勇敢さの現れである」
なお、タイにはこのエピソードを重ね合わせたくなる『クーカム』という50年以上のロングセラー小説がある。物語では、一人のタイ人女性が、嫌悪感を抱いていたはずの日本人兵士に惚れ込み、戦死で恋が終わる。作者が「できるだけ史実に沿って」を念頭に手掛けた物語の映画化は4回、ドラマ化は7回に及ぶほどタイ国民に親しまれてきた。
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脈々と親日交流が育まれてきたタイだが、中国の影も年々大きくなっているのも事実だ。バンコクにある巨大なチャイナタウンに足を踏み入れればわかる通り、もともと中華系の文化が強かった。ここ数年は、中国からの観光客が大勢押し寄せるようになり、中国資本による「反日ドラマ」も放送され、タイに住む日本人にとっては、あまり気分の良いものではない。
戦争を知る地元民の数も減っているなか、友好記念館の存在価値は高まっている。大国のプロパガンダに飲み込まれることなく、我々は70年前の友情を引き継いでいきたい。
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【NEWSポストセブン15年12月1日(火)付HPより/画像:タイサイトほかより】
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<豪州男性を自宅から拉致、殺害 【タイ東部ニュース】>
タイのテレビ報道によると、11月30日(月)未明、タイ東部チョンブリー県バーンラムン郡パタヤー特別市の高級住宅地の民家にマスクをした男5人組が押し入り、住人のオーストラリア人男性ウェイン・シュナイダーさん(37)を殴ったり、拳銃で脅し、ピックアップトラックに載せて連れ去った。
住宅地のタイ人警備員2人が、シュナイダーさんが助けを呼ぶ声を聞き、現場の住宅前に急行したが、男らにけん銃で脅かされ、救出できなかった。
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警察は誘拐犯が使ったとみられるレンタカーのGPS(全地球測位システム)の情報から、行き先を捜索し、12月2日(水)午前0時ごろ、チョンブリー県サタヒープ郡下の林で、シュナイダーさんが死体で地中1.8メートルの深さに埋められているのを発見した。シュナイダーさんは首の骨が折れていた。
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この事件で、国家警察は同日、シュナイダーさんの知人のオーストラリア人男(26)、米国人男(21)らの逮捕状をとり、このうち米国人男をタイ東部サケーオ県アランヤプラテート郡のカンボジア国境で逮捕した。オーストラリア人の男、アントニオ・バンナト容疑者はすでにタイを出国したとみられている。
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シュナイダーさんはバイク乗りの犯罪者集団「ヘルス・エンジェルス」のオーストラリア支部の元メンバーで、オーストラリアで麻薬密売、窃盗などの前科があった。1カ月ほど前から、「ヘルス・エンジェルス」元幹部のオーストレアリア人男性(52)と同じ家で暮らしていたもよう。この男性はシュナイダーさんが連れ去られた当時、家にいたが、拉致に気づかなかったと主張している。
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【newsclip.be 日本語総合情報サイト@タイランド15年12月1日(火)付HP/画像:Stickboybangkok15年11月30日(月)付/12月2日(火)付HP/デイリーニュース紙15年12月3日(木)付HP/ザ・シドニー・モーニング・ヘラルド紙13年11月6日(水)付HPより】