タイニュース一本勝負【画像ニュース】在タイ日本人殺害事件　タイ人男女に終身刑/禁錮２０年

＜在タイ日本人殺害事件　タイ人男女に終身刑/禁錮２０年【タイ社会ニュース】＞

　２０１４年にバンコク在住の日本人男性、島戸義則さん（７９）が殺害され、タイ人男女が殺人罪などに問われた裁判で、一審のタイ刑事裁判所は１月１４日（木）、タクシー運転手のタイ人男、ソムチャーイ被告（４８）に終身刑、事実婚の妻、ポンチャノック被告（４８）に禁錮２０年を言い渡した。

　　　　　　　　　　　　　　　タクシー運転手のタイ人男、ソムチャーイ被告（画像上中央）
　　　　　　　　　　　　　　　禁錮２０年の刑を言い渡されたポンチャノック被告（画像下中央）
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　検察によると、ソムチャーイ被告は２０１４年９月２１日、顔見知りだった島戸さんをバンコク郊外の自宅で刃物で刺し殺害、ポンチャノック被告と一緒に島戸さんの遺体を切断し、バンコク郊外の運河に投棄した。また、島戸さんが所持していた金品を奪い、島戸さんのＡＴＭ（現金自動預払機）カードを使い、現金約７２万バーツを引き出した。

　ソムチャーイ被告は被害者がポンチャノック被告と親しかったことから嫉妬して殺害したと主張、ポンチャノック被告は殺人に関与していないと供述した。ポンチャノック被告は島戸さんの預金を盗んだことを認めたが、殺人への関与は否認した。
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　裁判所は今回、２人の供述に沿った形で判決を下した。

ただ、被告２人は２００３年に別の日本人男性がバンコク郊外の民家で死亡した件についても取り調べを受けている。男性の死は階段からの転落による事故死として処理され、当時この男性と結婚していたポンチャノック容疑者が死亡保険金３００万バーツを受け取った。タイ当局は２０１４年の事件で２人を取り調べた際に、２００３年の事件についても再捜査し、ソムチャーイ被告は、この男性を突き落とし、首を踏んで殺害したと供述しており、今後の再捜査が注目される。
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