タイニュース 一本勝負プラスワン 【画像ニュース】 中国に騙された!ずさん過ぎる高速鉄道計画に後悔役立たず ほか
<ゾウ乗りツアーのゾウ暴れる 英国人観光客死亡 サムイ島 【タイ南部ニュース】>
旅行先として人気のあるタイ南部スラーターニー県サムイ島で、英国人観光客がゾウにキバで刺されたり、踏まれるなどして死亡した。
2月2日(火)の国家警察発表によれば、英国人男性ギャレス・クロウさん(36)と娘が一緒に1日(月)午後、ゾウ乗りツアーでゾウの背中にのっていたところ、ゾウが突然2人を振り落としたという。
サムイ島の警察署長は、ゾウは暑さに苛立っており、調教師にも慣れていなかったのではないかとの見方を示した。クロウさんは片脚が義足で、ゾウが襲い掛かってきた時に逃げる事が出来なかった。クロウさんと娘とミャンマー人の調教師は負傷したが、命に別状はないという。「ゴルフ」と名前の13歳のオス象は鎮痛剤を打たれ、押さえられたという。
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ゴルフ(13)
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ゾウ乗りツアーでゾウが暴れるトラブルはタイ各地で発生している。2014年11月には南部のパンガー県下で、ロシア人母娘を乗せたゾウが暴れてゾウ使い男性を死なせ、一時、母娘を乗せたまま、山中で行方不明になった。ゾウは約2時間後にみつかり、麻酔銃で捕獲され、母娘は無事保護された。
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2015年8月26日(水)には北部チェンマイ県で、中国人親子3人を乗せたオスのゾウが暴れてゾウ使いのタイ人男性を牙で突くなどして死なせた。ゾウは数十分後に捕獲され、中国人親子は無事だった。
殺されたゾウ使いのタイ人男性(右)と、捕獲されゾウ園に戻された暴走ゾウ(左)
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無事保護された中国人親子(下写真2枚)
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【Yahoo!JAPANニュース16年2月2日(火)付HP/newsclip.be 日本語総合情報サイト@タイランド2016年2月2日(火)付HP/画像:デイリーニュース紙16年2月1日(月)付HP/プーチャッカーン新聞16年2月1日(月)付/15年8月26日(水)付HP/PhuketwanTourismNews14年11月17日(月)付HP/カオソット紙15年8月26日(水)付HPより】
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<中国に騙された! ずさん過ぎる高速鉄道計画に後悔役立たず 【インドネシア ニュース】>
2016年1月31日(日)、インドネシアの高速鉄道の工事がいまだに着工しない。建設許可はクリアされていないものの、21日にはジャコ大統領や中国の国務委員らが出席しての起工式が行われたことから、建設許可の見通しがあり、一両日中に許可が出ると見られていたが、とんだ誤算の起工式となってしまった。
インドネシアのジャコ大統領(左前方)
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地元メディアによると、中国から提出されていない必要書類が多く、また一部提出された書類は、中国語だけの記載がほとんどで、インドネシア語や英語ではないため、審査担当者は読むことも出来ず審査が進まない。許可を出した区間はわずか5Kmだけ。中国は高速鉄道を建設する意欲が、中国の国内問題を背景に下がっており、中止に持ち込みたいのではないかと疑心暗鬼になっている関係者もいる。
スタート前からこれほどトラブルの連続になるとはインドネシア政府の関係者も思っていなかったようで、期待を裏切られ騙されたのではないかと、後悔する声が強まっている。
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また、現政権の面子を保つために無理を押して起工式に漕ぎ付けた格好だったが、1月中に着工できなかったことで、インドネシア国内でも不安を口にする見識者が増加。
2019年開業予定で、昨年9月にインドネシア政府が中国に発注を決めたジャカルタ~バンドン間、約140Kmの高速鉄道が当初計画通りに開業する可能性は、限りなく低い。インドネシア国土交通省は、中国政府に対して「工事期間中にトラブルが生じてもインドネシア政府は一切責任は持てないので、中国政府の保証が必須だ」と伝え、「工事が完成できなかった場合、中国が原状回復の責任を持つ」と契約書に追加してほしいと迫った。フィリピン・マニラ郊外での鉄道建設(南北通勤鉄道計画)を中国が途中で投げ出し撤退、その後日本のODAで工事を続行することになったことも、影響しているようだ。
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当初は、日本の新幹線方式の導入が有力だったが、中国は破格の条件で受注競争に勝利した。
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2015年8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。日本は、ボーリング調査を行うなどして地質調査や需要の予測などを数年かけてまとめて、途中駅の入ったルート図を含む提案書をインドネシア政府に提出していたが、中国が提出した提案書にも同じデータが入っていた。またルート上の地点で中国がボーリング調査を行なったことは無く、日本の提案情報が何らかのルートで中国に流れていたのではないかと見られていた。
中国の海外での鉄道建設についてのトラブルは、比較的多いと言われており、提出資料の完成度がずさんだったり、金利や建設費用の負担額が当初の予定より増えることもある。なかなか信頼関係を構築するのは難しい。
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【GLOBAL NEWS ASIA16年1月31日(日)付HP/追加画像:バンコクポスト16年1月21日(木)付HP/中国政府HPより】