タイニュース 一本背負い 【画像ニュース】 タイ当局、飼育のトラ137頭を保護 劣悪な環境下の観光寺院から ほか
<人気寺院でトラの闇取引か、当局の保護に寺院側が抵抗 【タイ西部ニュース】>
トラに触れることが出来ると観光客に人気のタイの寺院が、トラの闇取引をしている疑いがあるとして、タイ当局がおよそ140頭のトラの保護に乗り出した。
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タイ西部カンチャナブーリー県にある「タイガー・テンプル」。トラが敷地内を自由に歩き回る姿を見ることが出来るほか、トラに直接、触れることも出来る観光名所。
記者 : 「こちらの寺院では、およそ140頭のトラを飼育しているということですが、違法に取り引きをしているという疑いがあり当局が保護に乗り出しました。」
当局 : 「トラは国のものですヨ。私たちを中に入れなければ公務執行妨害だ。」
寺側 : 「入れることは出来ない。」
当局 : 「では、自分たちで入ってトラを連れて行きます。」
寺側 : 「ダメ、ダメ、ダメ!」
タイ政府は、寺で繁殖させたトラをブラックマーケットで取り引きしている疑いがあるとの自然保護団体からの指摘を受け、寺にいる137頭のトラの保護に乗り出した。5月30日(月)は10頭を保護する予定だったが、寺院側の抵抗に遭い、7頭を運び出すに留まった。当局は今後、全てのトラを保護する方針だが、寺院の反発は必至で難航しそうだ。
<タイ当局、飼育のトラ137頭を保護 劣悪な環境下の観光寺院から 【タイ西部ニュース】>
トラに直接触れることが出来るとして、外国人観光客にも人気があったタイ西部カンチャナブーリー県にある寺院で、飼育されていた137頭のトラについて、劣悪な環境化にいるとして、タイ野生動物保護当局が5月30日(月)、保護して移送する作業を始めた。
トラが飼育されていたのはワット・パー。タイ人から300バーツ(約千円)、外国人から600バーツの入場料を取り、トラにエサをやったり、直接触れて記念写真を撮ったりすることが出来た。「タイガー・テンプル」の通称で知られ、多くの日本人も訪れていたという。
同寺院は1994年、野生動物の保護のために設立された。
【JNN/TBS16年5月31日(火)付HP/共同通信16年5月31日(火)付HP/追加画像:プーチャッカーン新聞16年5月30日(月)付HPより】